1月新刊の紹介します。 この本は、今月28日頃には書店で見られます。 加えてオーム社eStore(β)ではPDF版書籍データは今月末以降に販売開始となる予定です。
エッシャーの動物などが隙間なく並んでいる作品を思い浮かべてみてください。 どこまでも続く連続模様、「無限」の数学の世界が描かれています。
装丁カバーにはそんなエッシャー風の連続模様をデザインしています。

この本は、数学の世界で描かれる
無限級数、フラクタル、複素数、幾何学、微分方程式、最小・最適の問題、対称性と群論
七つの数学を紹介しています。写真やプログラミングされたアート作品も掲載されているので視覚的に感じながら直感的に数学を学べます。東京工芸大学 芸術学部で理数系基礎学問の授業を担当されている著者の牟田淳さんは、オーム社で文系向けにアートやデザインとからめた数学や物理の本を4冊出しています。
やさしく親しみやすい文体で興味深く解説しています。 文系の人向けなので、ほとんど数式など出てきませんから、数学が少し好きな人にとっては少し物足りないかもしれません。 とくに本書に類した『デザインのための数学』では、書ききれなかった数学の知識を少し深く解説しています。 高校生くらいの数学知識でも十分な内容となっているので、ぜひ『デザインのための数学』とあわせて読んでみてください。

牟田淳 著
ISBN:978-4-274-06825-6
定価:2310円(本体2200円+税)
A5判/280頁
牟田淳 著
ISBN:978-4-274-06906-2
定価:2100円(本体2000円+税)
A5判/244頁
数学を学びながらアートにもなる不思議な形を生み出してみませんか?